東急建設株式会社様主催、Silva代表理事の川下都志子が2021年度 第一回環境講演会講師を務めさせていただきました!


 

 

2019年 11月17日に開催しました第17回湘南国際村めぐりの森植樹祭へ

社員とご家族の方を55名も動員下さった東急建設(株)様は、

木造推進部様が中心となり、同社が掲げられる

環境未来都市構想「モクタス」を旗印に

神奈川県有地でのコア事業「湘南国際村めぐりの森」森林再生事業へ

植樹祭のみならず、通年作業でも人働支援のご協力を下さっております。

 

 

 2019年 11月17日第17回湘南国際村めぐりの森植樹祭の様子

 

 

 こうした通年作業では、顔が見え意識を共有できる環境となります。

東急建設(株)様が掲げる「サスティナビリティ」

持続可能な社会の実現に向けた取り組みにもなる上に、

担当課や所属を超えて、横のコミュニティが構築され、

社員への環境教育や人材育成も兼ねる為、高評価頂いております。

 

 

 

2020年12月1日補植作業での記念撮影

 

 

そうした中、東急建設(株)安全環境本部 川口本部長が

生物多様性フィールドの復元へ繋がる「土地本来の森」を同社の貴重な

2021年度 第一回環境講演会のテーマとして、採択くださいました。

 

しかも光栄なことに、

Silvaの代表理事である川下都志子へ講師役を御依頼下さいました。

 

2020年12月8日 笹藪から作った植樹目印「109」本

 

2021年度 第一回環境講演会の当日は、

同社内比、至上最多となる517名の方が聴講くださいました。

そうした講演の様子を環境部の梅田部長や谷様が編集下さった画像と紹介させていただきます。

 

 

 

先ずは、講演会のコンセプトのご説明から、

司会ご担当の東急建設(株)安全環境本部 環境部 梅田部長の

進行からスタート!

台本の作成まで有難う御座いました。

 

 

丁寧なご紹介をいただき、

当法人の代表理事 川下都志子よりご挨拶させていただきました。

実は、当日本番までにオンラインでの打合せやリハーサルを

親身にサポート下さり、環境部の皆さまに大変お世話になりました。

講演のタイトルは、

『生物多様性フィールドとは何か ~自然界が目指し地球が求めるもの~』

とさせていただきました。内容は、植物生態系から紐解く地球環境と

土地本来の森を再生し、原生林に近い植生を復元することによる

効果や役割、派生する生物への恩恵など、頂戴した1時間に

SDGsも絡め多岐にわたり講話させていただきました。

 

講演後は、質疑応答30分の時間です。

植物生態系の解説は、何十億年の歴史を語ることにも繋がる為、

情報量も多く、様々なご質問を頂きました。

 

質疑は、オンライン開催でも最後まで聴講下さった証です。

経済林や炭素固定量・苗木の生長率など、

関心をお寄せいただき嬉しい限りでした。

 

今回の講演会企画の発案者であられる

東急建設(株)安全環境本部 川口本部長が最後に

纏めのご挨拶を下さいました。

そして、可能な限り、東急建設(株)様も

次の氷河期まで続く生物多様性フィールドの保全や

気候変動への緩和策、防災の観念からも

土地本来の森の再生を都市のデザインに取り込みたいと

心意気を表明くださいました。

 

東急建設(株)様へ

日本の中でも都市部は特に、コンクリートやアスファルトを代表とした死んだ素材で塗りつぶされています。

 

そうした都市のデザインへ土地本来のポテンシャルを活かした植物生態系を是非とも取り込んで頂きたい。

陸上の生物は、人間も含め、自然界の一部であり、生態系の一員です。

 

私たちを生かし、日々沢山の恩恵と共に命を支えてくれる自然界を先進的に取り入れて頂ければ、

皆さんへ想像以上の恵みがもたらされることでしょう。

 

自然を破壊するのも人間、けれど、自然を再生できるのも人間です。

 

つまり、私たち人類が、私たち大人が、いま何を「選択」するかで未来が決まります。

未曾有の災害が発生しても経済優先なのか、それとも目先の利ではなく50年後100年後の未来に希望を繋ぐか、

人間のもつ可能性と起こすべきアクションを信じて、未来を引き寄せていただければ幸甚です。

 

素晴らしい環境講演会をコーディネート下さり、社員の方の約17%となる517名が聴講下さった、

東急建設(株)様ならば、きっと誤った選択はされないと期待しております。

 

最後に関係者の皆さま、貴重な機会を誠に有難う御座いました。