with 森林再生指導員三期の受講生2名 in湘南国際村めぐりの森
来年の植樹地の植生調査、植樹の後片付け、植樹地のワラのマルチング等々を
現役大学生2名の森林再生指導員の受講生と実施しました。
森の再生方法は、学問・理論・理屈も当然、大切ですが、
何といっても現場での自然界から受け取る情報量が圧倒的で群を抜きます。
その現場で経験を積むことが若人たちの肥やしとなり、
再生方法を次世代に後継することにも繋がります。
2020年コロナ禍の中、例年よりも森林再生指導員の申し込みが途切れず続き、
本日の受講生2名を含み8名の方が研修されました。
昨今の気候変動や、在宅や考える時間が増えることで、より環境への意識が高められているようです。
元々、日本人は「森の国」、「水の国」と外国から称えられた土着民族です。
自然と共生し、縄文時代に世界初!人の手で「植樹」がされた遺跡も発掘されており
、自然への造詣・観察眼の深い民族だったのです。
そうして、芽吹いた「照葉樹林文化」も21世紀の現在では、虫の吐息。
照葉樹林と云う言葉さえ、意味を知らない方が増えました。
けれど、日本には未だ国土の67%を森林として保有しており、
どんな色にも染まらない1民族が国を占有している好条件を満たしています。
その上、環境条件もよく暖温帯で雨量も安定し、土壌も豊か、あらゆる再生条件を備えています。
国土の森林の90%以上(1970年代調査結果)が人工的に塗り替えられた日本ですが、その代償植生を元に戻すには、
日出ずる国(東)に位置する日本が、どの国よりも可能性を秘めていると云えるのです。
世界第二位、先進国の中では世界一、国土に占める森林保有率の高い日本は希有な存在です。
私たちは、森の民です。
土を離れ自然と隔離しては、本当の意味で、その才を活かし生きることが出来ない土着民族なのです。
どんな色にも染まらない、どんな色も受け入れて変わらない、優しく真面目な黒い目の民
そろそろ、その目を覚醒し、本物を見抜く目を磨きましょう。
森が皆さんの目覚めを待っています。
※植生調査指導は、シルワ理事である中村幸人先生(東京農大名誉教授)と代表理事 川下都志子(農林水産省・環境省登録 植生管理士)が担当致しました。
※こちらより「Silvaボランティア隊」にご登録いただくと、ボランティア参加登録・日程連絡ができます。ぜひご参加ください。
※森林再生指導員認定制度、養成講座(学生無料)の受講も募集中です。
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タブノキ
湘南国際村めぐりの森の主木となる高木
成木になると20~30m級の高さとなり、森の主役となる