with森林再生指導員研修 in湘南国際村めぐりの森
今週は花散らしの雨が少なく観察日和♪
本日の湘南国際村めぐりの森では、Silvaの森林再生指導員認定制度を活用した、
受講希望者となる四期生№1エントリーの社会人研修を実施しました。
Silvaでは、次世代育成事業を前身の任意団体の2017年より推進しており、
培ったノウハウと学術的バックボーンの基礎研修を実地体験を重視しながら継承しています。
高校生から社会人まで幅広く受講いただきましたが、
AO入試で早稲田大学に合格した学生や卒業後、官僚入りした方もあり、個性豊かです。
カリキュラムは季節によりバリエーションもありますが
今回の植生調査は自然環境を理解する上で外せない重要な講義の上に
50年後100年後の植生シナリオを策定する為にも欠かせない要素の為、皆さんへ受講いただきます。
薪炭林の跡地では、カシナガキクイムシによりマテバシイやクヌギがタンニンを出して防衛していたり、
対策が間に合わず立ち枯れしている木も多く観られました。
また、倒木しても健気に花を咲かせるオオシマザクラや伐採跡地にカサブタの様に護りに入ったシロダモ等、
植物たちの生き様がドラマチックに展開されていました。
情報は生ものですから、とにかく自分が欲する情報がある時は、
現場へ足を運んで自ら収集することが大切です。
2Dの世界では得られない、溢れる程のシグナルが現場にはあります。
2021年四期生の受講予約申込みは今も続いており、
コロナ禍だからこその皆さんのこうした意識の高まりを感じています。
※森林再生指導員研修では、Silva理事である中村博士や代表理事である川下植生管理士等の
専門家チームが指導を担当させていただき、マンツーマンで実地から座学まで試験を入れて4日間、学んで頂きます。
私たち、シルワは植生復元を通じて、11の目標と個々のターゲットを掲げ、国連が定めたSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)へ内閣府が掲げる「地方創生プラットフォーム」と神奈川県が掲げる「かながわSDGsパートナー」へ連動し目標達成に貢献して参ります。
キブシ
林縁を彩る
キブシ科キブシ属に属する
雌雄異株の落葉低木