第29回 湘南国際村めぐりの森育樹祭のご報告!!

 

 

 当法人は、環境省が推進する海と陸の保護エリアを30%ずつに拡大する

 「30by30」プロジェクトのアライアンスメンバーに登録されています。


 

■主 催■

 

協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植 方式植樹推進グループ

非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

 

※当法人は、自然共生サイト認定地『湘南国際村めぐりの森』に係る支援者として、

環境省より2025年11月7日に支援者証明書を日本で最初に証明された10団体の内、

証明書番号251-008に登録されており、

その取組みは国際データベースに登録され国際的に認知されております。

 

 昨年、国連目標『30by30』※の自然保護エリアに加わった自然共生サイト神奈川県有地”湘南国際村めぐりの森”は、令和7年度からは、地域生物多様性増進法に基づき認定された対象地としてブラッシュアップされました。その同地にて、11月16日(日)に第29回のグループ恒例の公募事業となる育樹祭を主催にて開催させていただきました。

 当日の開会式では、少し寒いと感じた風も作業中には、かえって心地よい風となり青空ものぞく過ごしやすい一日となりました。ご予約くださった181名の方がご来場くださり、来春のMiyawaki Method植樹地の土壌を手当するネイチャーポジティブな特別メニューをご体験いただきました。

 

 例年ですとシルワが半年間かけてコツコツと裏方で作業する内容である『大地再生』の体験は、思いの外ご来場の皆さまより、ご高評を賜り『とても勉強になりました。』と嬉しいお言葉を多数いただきました。

 

 ご体験の内容は、人間界で“廃棄物”と認識され焼却処分される予定であった刈草や枝を開発跡地の荒廃した土を回復させるための肥やしとして活用し、土中の生物たちの快適な棲み家を人工的につくりだすことで土中の生物多様性をボトムアップし、人間以外の生物の助けをお借りしながら栄養度の高い森林土壌へ誘う仕掛けとなります。

 

 自然界は、浄化と再生をいとも簡単になし遂げる優れた生態系の営みがあるため、『廃棄物』や『ゴミ』と云う概念をもつ必要がありません。当然、近郊の造園業者の方が廃棄予定の刈草や枝も”母なる大地”の元(原材料)であり、地球の宝物です。物質とエネルギーが循環する自然界のサイクルを理解すれば、森の再生過程でも自ずと通るべきプロセスがみえてきます。

 

 昔から農耕の歴史を刻む、土着民族である私たち日本人は縄文時代より自然と共生する生活を目指し、搾取し過ぎず、丁度いい案配でそこに在る物を使い、食料を確保した太古から引き継がれていた筈のやり方でもあります。

 

 シルワの森づくりでは、目標に至る過程こそが要だと考えます。『そこにある生命(いのち)を活かす』ことは、朽ちて遺体となった植物たちの用途にまで理解を広げ、再資源化を当たり前とする基本軸が心臓部です。植物網で繋がる沢山の生物たちと“共に”生きることは、日々の考え方と行動の中でこそ実現されてゆきます。初の取組みとなりました育樹祭のYouTube動画は、また完成次第、別途ご報告とさせていただきます。

 

 最後になりましたが、本日のためにお力添えくださいました、行政の皆さま、協賛企業様、協力団体~関係者の皆さま、当日の育樹ボランティアの皆さま、そしてシルワの皆さん、貴重な日曜日に足をお運びいただきまして、誠にありがとうございました。

 

 小さな一歩も大勢の方で踏み出せば、未来を変える一歩となります。心より感謝をこめて。

 

 

混植・密植方式植樹推進グループ

グループ長 川下 都志子

 

※30by30・・・2030年までに陸と海の30%以上を「保護地域」と「OECM」により保全する新たな世界目標。認定により、2022年12月にカナダ・モントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)にて採択されました、2030年までの新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」及び、SDGs目標貢献としても国際的な環境保護エリアとして、国際データベースへ登録

※自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域

 

開催地は、自然共生サイトへ認定

本育樹祭は当法人を通じて環境省が推進する上記プロジェクトへ賛同し推進

本育樹祭は当法人を通じて(公社)国土緑化推進機構緑の募金助成の直接事業へ認定

育樹祭当日は株式会社サンケイアイの撮影あり。YouTube動画公開予定


早朝、午前8:15より、リーダーと運営メンバー40名が集結♪

 

開会式前に1時間半、初の挑戦である土壌手当の方法を受講いただきました。

この研修後には、一般参加の方々にレクチャーできるレベルを達成する必要があり、緊張感も高まります。

いつも真剣に取り組んでくださるため、初対面同士でも調和が保たれます。有り難いことです。

 

  

■リーダー研修■

 

 受付では、リーダー用のビブスの配布から担うため、実際には8:00前から慌ただしく業務をこなしています。

受付担当のSilvaボランティア隊Silva森林再生指導員の皆さん、ありがとう~!

 


 

【ご来賓の皆さま】 

~後援~

神奈川県自治振興部地域政策課 副課長 長谷川 英樹 樣

 

~協賛企業~

東京海上ミレア少額短期保険株式会社 取締役社長 明樂 裕 樣

 

 

■開会式■

明樂様

長谷川様


 

10:15からの開会式は、肌寒さもありご来賓の皆さまも気を遣ってくださり、

短めにご挨拶くださいました。

 

 


 

 

   <皆さまのご参加の動機>

  • いつも大変お世話になっております
  • 気候変動を緩和、食い止める為に
  • 酸素を増やしましょう
  • 貴団体のお考えに賛同し、2019年より参加させていただいております
  • 前回初参加し価値を感じた
  • ミツバチのためにも森を守る活動を実践していきたい
  • 鎮守の森に関心がある。森を残したい。植樹をしてみたい
  • 地元だから
  • 森を増やしたい!
  • 息子が参加するため
  • 地球環境に関心があるから
  • 以前宮脇先生の森づくりプロジェクトに参加してとても楽しかった
  • 社内のプロジェクト活動の一環として
  • 前々回より参加させて頂いております
  • 10年ほど前に宮脇先生指導の下、子どもたちと植樹を体験したことを思い出した
  • 初期からずっと参加している為
  • 宮脇式に興味がありつつも、次世代につなげる様な活動をしていきたい
  • 森づくりに興味がある。知人からの紹介
  • 宮脇メソッドに興味があるのと、娘が行きたがったため
  • 植樹祭に参加しているので、育樹祭にも参加したい

 

沢山の温かいお言葉をありがとうございます!!

リピーターさんがとても多いことと、Miyawaki Methodへのご関心の高さが伺えます。

来年の春は、皆さまに手当ていただいた場所へ土地本来の苗木を植樹いたします。

 

ぜひ、またご来場くださいね。

 

■草撒き作業■

■粗朶作り■

 

 

 第29回湘南国際村めぐりの森育樹祭当日のご寄付額は、シルワメンバーのお子さんからの171円でした!!心強い応援をありがとう!!

 

 障がい者工賃へ還元される進和学園の売店の売り上げは、53,260円となりました!

 

第29回湘南国際村めぐりの森育樹祭の実績は!

来場者数 181名

土壌手当の面積 約600㎡

2009年からの累計植樹祭来場者数 13,218名となりました♪

休日にお集まりくださいました皆さま、ご協力を本当にありがとうございました!!

 


【育樹祭前】

【育樹祭後】


 

 ■主 催■

協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループ

非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

 

■後 援■

環境省関東地方環境事務所

神奈川県

横須賀市

逗子市

葉山町

神奈川県教育委員会

横須賀市教育委員会

逗子市教育委員会

葉山町教育委員会

 

■協 賛■

東京海上ミレア少額短期保険株式会社

~以下4社 非営利型一般社団法人Silva(シルワ)を通じて~

公益社団法人国土緑化推進機構(緑の募金を通じて)直接事業

パタゴニア環境助成金プログラム

三機工業株式会社

東急建設株式会社

 

■協力団体■

東京海上ミレア少額短期保険株式会社

公益財団法人鎮守の森プロジェクト

三井住友海上火災保険株式会社

株式会社建新

横浜ゴム株式会社 平塚製造所

 

~以下4社(進和学園いのちの森づくり友の会を通じて)~

株式会社サン・ライフ

三機工業株式会社

本田技研工業株式会社

株式会社ホンダロジスティクス 

 

~以下16団体(非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)を通じて)~

横浜サンセット21ライオンズクラブ

The Montessori School of Tokyo

 横浜磯子西ライオンズクラブ

横浜桜美林ライオンズクラブ 

国際ソロプチミスト横須賀

特定非営利活動法人エコメッセ世田谷・目黒

片平 鉄士樣

横浜国立大学

株式会社コンフォートジャパン

埼玉県立大宮光陵高等学校

パタゴニア有志一同

宮崎雅大税理士事務所

横浜ゴム株式会社 茨城工場

ヨコハマモールド株式会社

株式会社パーク・コーポレーション

Silvaボランティア隊

 

   

  

 

賑やかだった広場が閑散と静まる中、いつもの『居残りシルワ組』は、短い昼食休憩の後、

会場を彩ってくれた沢山の資材に感謝しながら、丁寧に片付けを行います。

どの道具も化石資源や植物由来などの地球からのギフトがカタチを変えたものです。

大事に使って、壊れなければいつまでもいつまでも共に在るパートナーとなります。

 

実は、代表理事のカマは、10年以上も共に過ごす古くからの友達。

このカマで怪我をしたことが一度もないのも長年連れ添って相性が良くなったからかも知れません。

友達は、人間だけではないのだと密かに感動するのです。

 

『大きなのっぽの古時計~♪おじいさんの時計~♪』

皆さんにとっての古時計、見つけてくださいね。

  


 

 代表理事 川下の熱いメッセージが詰まったポッドキャストを環境活動家の小野りりあん様がプロデュースくださっております。

 

 大変、ご好評いただいております。是非、ご聴講ください。

 

©HAL KUZUYA

シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。

シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。



シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

 After2022.5.28