
■主 催■
協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植 方式植樹推進グループ
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

神奈川県有地である湘南国際村めぐりの森で5月11日(日)に第28回植樹祭を主催させていただきました。
当日は、前日の雨天後の濃霧が嘘だったかのように、気持ちの良い青空となり、会場には、666名の方がご来場くださり、4,000本の植樹を無事にご体験いただきました。皆さまのおかげさまで緑化累計面積は、2.48ヘクタール、植樹累計本数は、84,362本となり、バブル期の開発跡地であった荒廃地が人の手によって、原生林に近い土地本来の森へ誘われる記念日となりました。
『湘南国際村めぐりの森』は、国連の世界目標『30by30』※より、国の保護地域以外で生物多様性保全に資する地域『OECM』※の自然共生サイトの対象地として、昨年2024年10月21日に環境大臣より認定されました。これにより、2022年12月にカナダ・モントリオールで開かれた生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)にて採択されました、2030年までの新たな世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」及び、SDGs目標貢献としても国際的な環境保護エリアとして、世界へ認識されることになりました。
環境省では、令和5年度から「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定されておりますが、令和7年4月から、自然共生サイトを法制化された新法・地域生物多様性増進法が施行されます。そのため、令和5、6年度に認定された自然共生サイトも令和7年度からは、地域生物多様性増進法に基づき認定された対象地での自然保全・保護の実施計画を伴う事実が必要となります。そうした面でも当該地は、神奈川県のコア事業として、しっかりと植樹事業を推進しており、慌てる必要がありません。
また、Miyawaki Method(混植・密植方式)を次世代へ継承し、2040年までに世界中の砂漠や荒廃地を50%削減することを目的に、世界27ヵ国から使節団の皆さま55名がご来場されるG20 Global Land Initiative主催の国際シンポジウムが10月11日に横浜国立大学で開催され、そのオフィシャルツアーとして、10月13日には、『宮脇メソッドを学ぼう植樹祭』〜9000年続く森をめぐりの森でつくろう!〜を湘南国際村めぐりの森で公益財団法人鎮守の杜プロジェクト様と連名主催させていただき、G20 Global Land Initiative使節団から27ヵ国67名が植樹を体験されました。
そうした国際シンポジウムやオフィシャルツアー開催後、各国使節団の合意を得て、横浜宣言Miyawaki Forests(Yokohama Declaration on Miyawaki Forests)も開示され、15年間活動を継続する同地での森の再生活動が国際的に御評価いただき、Miyawaki Methodの実践地としてもMiyawaki Method国際データベースへ今後、登録される予定でシルワにて手続きを進めております。地道な草の根活動の地がシルワ相談役である藤原一繪先生のお引き立てにより、飛躍を遂げ、新生『湘南国際村めぐりの森』として、皆さまをお迎えすることができました。
私たちが目的とする土地本来の森は、山にある筈の『森』を蘇らせ山に山らしさを取り戻し、森林の防災・防風・防塵・防水・減温の機能を復活させ、人間を含む沢山の生物の遺伝子を護り、植生復元が成功すれば半永久的に持続する究極の生物多様性フィールドとなります。そのノウハウを大人のみならず、次世代を担う子供たちへ継承し、日本らしさを取り戻すことができれば、未来への憂いを沢山取り除くことができます。
植樹祭は、その『はじまりの日』となります。壮大なプロジェクトに老若男女・健常者・障がい者も関係なく、混ざり合い森づくり作業に勤しむ現場は、私たちが自分らしく“生きなおす”ための元気玉を授けてくれます。私は、森づくりを通じて、生き生きと“蘇る”が如く再生される方を多く拝見して参りました。
『森が滅びる時、文明も滅びる』という通説の逆転として、『森が再生される時、生物も生きなおす』そんな実感を得ております。荒廃地を森へ蘇らせる植樹祭へお力添えくださった皆さま、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。運営グループ所属の(株)サンケイアイによる植樹祭のYouTube動画公開日は、判明次第、お知らせさせていただきます。ありがとうございました。
最後に、お力添えくださいました多くのスポンサー企業様、協力団体~関係者の皆さま、植樹ボランティアの皆さまにも感謝申し上げます。植樹祭の様子は、以下ブログにて詳細ご報告とさせていただきます。これからもどうぞ森づくりを応援ください。宜しくお願い申し上げます。
混植・密植方式植樹推進グループ
グループ長 川下 都志子
※30by30・・・2030年までに陸と海の30%以上を「保護地域」と「OECM」により保全する新たな世界目標
※OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)・・・保護地域以外で生物多様性保全に資する地域
※自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域
※G20・・・※"Group of Twenty"の略で、G7に参加する7か国、EUおよび新興国12か国の計20の国々と地域から成る国際会議

5月11日日曜日、日本では、『母の日』に開催された第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭。
母なる大地への植樹にご協力いただきまして、誠にありがとうございました!!
早朝、午前8:15より、植樹リーダー41名が集合!
開会式前に1時間、実践で学んでいただき、一般の方の導き手として、
植樹作業の精度も管理・監督いただくため、リーダー研修を受講くださいました。
■リーダー研修■

9:30より受付を開始!
予約では、大盛況となった680名の来場者へ、5~6名で対応します。
受付を担当してくれたSilvaボランティア隊&Silva森林再生指導員、そして、グループメンバーの大川印刷さん、ありがとうございました!!
【ご来賓の皆さま】
神奈川県議会議員 田中 洋次郎様
神奈川県自治振興部 部長 加藤 敦史樣
横須賀市自然環境・河川課 課長 引本 敦史様
葉山町政策財政部 部長 和嶋 敦様
~協賛企業~
東京海上ミレア少額短期保険 取締役社長 明樂 裕樣
三機工業株式会社 代表取締役社長 石田 博一樣
東急建設株式会社 代表取締役 副社長執行役員 諏訪 嘉彦樣

明樂社長

石田社長

諏訪副社長
いよいよ開会式が10:15にスタート!
年間100万円のご協賛をくださる
三機工業株式会社石田 博一代表取締役社長に先ずは、お言葉を賜ります。
保険会社としてペーパーレスに取り組まれるご姿勢や
環境貢献活動を応援するための企業の独自制度の工夫、
森づくりを応援される理由など、激励をいただきました。
そして、今年度より東急建設株式会社の諏訪 嘉彦代表取締役 副社長執行役員がシルワを通じて、
ご協賛くださることが決定し、ご挨拶と共に安全第一!足もと確認の注意喚起のお言葉をいただきました。
今回は、開会式を15分で終了することを目的とし、
現場の時間を少しでも捻出するため、司会はじめ皆さまにご協力いただきました。
ありがとうございました!!



■協 賛■
~以下4社 非営利型一般社団法人Si lva(シルワ)を通じて~
■植樹地へ移動■
開会式の後は、大きく3つに分けた各200名ずつのグループで交代しながら、『植樹』『植樹サポーター』『森の講座受講』のルーティンを実施させていただきました。
植樹地自体が傾斜角度40度前後の勾配だったため、山道もひとりずつしか通れない細道となり、皆さまには、御不便をおかけいたしましたが、結果的には、666名全員の力を集結し交代しながら、①苗木の水漬け作業、②水漬けした苗木のバケツリレー、③植樹作業、④ワラのバケツリレー、⑤ワラのマルチング作業、⑥木札のメッセージ取り付け、⑦使用後の資材の回収のノルマをそれぞれ3グループとグループ毎のリーダー1名に18~20名の12パーティに臨機に展開いただき、予定の4,000本の植樹を見事に完遂することができました。
■開会式会場での森の講座■
事業計画では、遅くとも13:30の終了を見越しておりましたが、予想よりバケツリレーのラインづくりにも時間を要し、1時間のタイムオーバーとなりましたことをお詫び申し上げます。
そのような中、森の再生のために献身くださいました皆さま、本当にありがとうございました!!
シルワは、昨年の11月より土壌の手当を開始し、土留めや山道の施工に注力して参りましたが、600名以上が出入りした際には、崩壊箇所が発生するのではと気が気ではありませんでしたから、何度も繰り返し点検し、作業毎に補強を繰り返して参りました。
植樹祭終了後も大きな崩落や破損もなく、皆さまが事故や怪我もなく、ご無事でお帰りいただけたため、心からホッといたしました。。。本当に良かったです!!
【ご来場の皆さま】
(株)彩ユニオン
あすか製薬ホールディングス
株式会社大川印刷
NPO法人 グリーンパワーファクトリー
(株)研進・社会福祉法人しんわルネッサンス
The Montessori School of Tokyo
㈱サンケイアイ
三機工業株式会社
非営利型一般社団法人Silva(シルワ)
NAGANO鎮守の杜プロジェクト
NPO 地球の緑を守る会
DHLサプライチェーン株式会社
株式会社tetote
東急建設株式会社
日揮コーポレートソリューションズ株式会社
㈱日本HP
日本HP
パタゴニア日本支社
株式会社パーク・コーポレーション parkERs
東京海上ミレア少額短期保険株式会社
株式会社三ツ波
社会福祉法人みなと舎 ライフゆう
三井住友海上火災保険株式会社
横浜サンセット21ライオンズクラブ
横浜ゴム株式会社 平塚製造所
株式会社ライオン事務器
株式会社ローソン
六三印刷株式会社
神奈川県議会議員
神奈川県
葉山町
横須賀市
協働参加型めぐり森づくり推進会議
団体計 614名
個人計 52名
合計 666名
何と!ご来場者数が過去最高となりました!!
累計の植樹祭への参加者数 12,792名
ご来場を誠にありがとうございました!!
【皆さまのご参加の動機を一部ご紹介】
- 大人の責任として、子どもたちの未来のために森の再生に協力させていただきたいから
- 今回も力を合わせて成功に導きましょう!
- 10年以上参加している為
- 継続的なボランティア活動の一環として参加
- 紹介でこの取り組みを知り、参加し体験したいと思った
- 環境について考えるきっかけになると感じているため、弊社の新入社員研修の一環として参加
- 自然との関わりを通じて、いのち、環境、未来への関心を育て、理解を深める機会としたいから
- 森について勉強するためにまずは植樹体験からと思ったので
- ネットニュースで拝見しました。緑化について興味があったので
- 宮脇先生の本を読み、所有の死にそうな杉だらけの山をどうしたら蘇らせることが出来るのか、実施で知りたいから
- 森の維持作業に参加したいから。
- 企業の毎年の環境活動の一環
- これまでも継続参加させていただいております。
- 混植・密植の植樹活動を体験させていただきたい
- 宮脇先生の考え方に興味があるから
- 「めぐりの森」を継続的に守っていきたい
- 宮脇メソッドに忠実に再現されていると聞いたため
- 知人・友人に誘われて
- 鎮守の森に興味がある
- 過去5年ほど定期的に参加している
- 会社からボランティア活動の募集があったため
- 長野で本物の杜をつくるため、現場の空気を感じながら、森づくりの考え方を体で覚えたい
- 育樹、植樹に興味があるので
- 3年前から参加し、自分達で植えた木の生長を楽しみしているため
- 防災林の大切さを知ると同時に、森の再生にも貢献できる機会があったため
- ボランティア活動の一環として
- 植樹祭参加を通して、少しでも持続可能な未来に向けての貢献をしたいから
- 地球の営みを護る森の再生を次世代に伝えて行きたいです。
- いつも楽しんでいる近隣フィールドのため
- 環境問題に興味があるため
- 植樹をしたことがないので
- 社会貢献活動の一環とした参加するとともに、SDGsへの貢献と、従業員の環境意識向上に寄与出来るイベントだから
- 子どもと一緒に木を植えるという体験をしてみたいと思ったから
- 森と海は深くつながっており、海を見渡せる場所で、こどもたちに植樹をきっかけに伝えたいから
- 興味を持ったから
- 社会に何か貢献したいと思った為
■苗木の水漬け作業■
■水漬けした苗木のバケツリレー■
■植樹作業■
■ワラのバケツリレー■
■ワラのマルチング作業■
<苗木の御支援について>
混植・密植方式植樹推進グループをご支援くださる(公財)鎮守の森のプロジェクト様から363本分の苗木の購入のための資金援助いただきました。
進和学園いのちの森づくりプロジェクト、福祉施設の育苗連携『どんぐりブラザーズ』からは、以下の合計3,637本を御支援いただきました。
<内訳>
三機工業 株式会社 1,000本
株式会社 サン・ライフ 1,300本
本田技研工業株式会社 700本
株式会社ホンダロジスティクス 277本
「湘南とまと工房」(楽天) 50本
上記5団体、進和学園「いのちの森づくり友の会」基金へのご寄付を通じて。
三井住友海上火災保険株式会社 160本
株式会社建新 150本
上記2団体 苗木代を御支援。
また、苗木自体は、障がい者の方が育苗された苗木を全体の100%優先活用しました。どんぐりブラザーズの皆さん育苗をありがとうございました。


神奈川県藤野市の経済林を支援するSDGs貢献グッズである、
シルワのメッセージ記載用『木札』と『森のたまご』を沢山お買い上げいただき、ありがとうございました♪
第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭当日の森基金グッズご寄付額は、
8,400円となりました!!ありがとうございました!
障がい者工賃へ還元される進和学園の売店の売り上げは、
100,200円となりました。感謝申し上げます!!
第28回湘南国際村めぐりの森植樹祭の実績は!
来場者数 666名
植生復元面積 950㎡
植樹本数 4,000本
2009年からの累計
累計植樹祭来場者数 12,792名
累計植樹本数 84,362本
植生の累計復元面積 2.488ヘクタールとなりました!!
皆さん!ありがとうございました!!
【植樹前】


【植樹後】


■主 催■
協働参加型めぐりの森づくり推進会議 混植・密植方式植樹推進グループ
非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
■後 援■
環境省関東地方環境事務所
神奈川県
横須賀市
逗子市
葉山町
神奈川県教育委員会
横須賀市教育委員会
逗子市教育委員会
葉山町教育委員会
■協 賛■
~以下4社 非営利型一般社団法人Silva(シルワ)を通じて~
■協力団体■
東京海上ミレア少額短期保険株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
株式会社建新
横浜ゴム株式会社 平塚製造所
~以下4社(進和学園いのちの森づくり友の会を通じて)~
株式会社サン・ライフ
三機工業株式会社
本田技研工業株式会社
株式会社ホンダロジスティクス
~以下13団体(非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)を通じて)~
特定非営利活動法人エコメッセ世田谷・目黒
株式会社コンフォートジャパン
埼玉県立大宮光陵高等学校
The Montessori School of Tokyo
Three Tree Project 基金
東急建設株式会社
株式会社パーク・コーポレーション
パタゴニア有志一同
宮崎雅大税理士事務所
横浜サンセット21ライオンズクラブ
横浜ゴム株式会社 茨城工場
ヨコハマモールド株式会社
Silva ボランティア隊
■運営団体■
混植・密植方式植樹推進グループ
グループ長:非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)
株式会社大川印刷
大楠観光協会
国際ソロプチミスト横須賀
株式会社研進
特定非営利型活動法人グリーンパワーファクトリー
株式会社サンケイアイ
社会福祉法人湘南の凪えいむ
社会福祉法人進和学園
■問い合わせ先
mail:info@silva.or.jp
混植・密植方式植樹推進グループ長 非営利型一般社団法人Silva宛
TEL:045-877-0878

いつもの恒例の『居残りシルワ組み』
植樹とご来場の規模が大きかったため、昼食は15:00~となりました。
早朝7:00に現地入りした強者も流石にお腹ペコペコのヘトヘト。
今季は、長野県で新たに森づくりを推進したいと集まった合同会社もりと9名の皆さまと
ありがたい差し入れも分け合いながら、
ランチタイムに自己紹介しながら、わいわいがやがや♪
いつまでも話していたいと思う程に、
森づくりという目的で集まった同志たちとの会話は、尽きません。
遅いランチ後に片付けのラストスパート!!
最終メンバーは、16:30まで居残りました。
森づくりは、神社仏閣へ参拝することと同等の意義があると考えます。
私たち人間は、日々、自然界へ感謝しながらも
人間が自然界へ与えたダメージを憂い、異常気象により多発する災害に嘆き、
現状を回復したいと願っています。
けれども、日常で学校や勤務しながらできることは、人界の中での節約や工夫に留まり、
自然界へ好影響を直接与えられる行為までには、及びません。
そうした葛藤を植樹祭では、スッキリ爽やかに解消いただけます。
地球が求めて築き上げてきた森は、太陽エネルギーから地球自体を護る緑の衣です。
その緑の衣の中でも多種多様で様々な年齢と樹高の植物が支え合う多様性に富む、
“土地本来の森”は、再生できれば半永久的に次の氷河期まで存続するといわれています。
その期間は、何と!!約9,000年!!
私たちは、人間でありながら、陸上最強の生物多様性フィールドを復活させることができるのです。
その可能性は、苦しむ私たち人間をも蘇らせることができるパワーに満ちています。
私も皆さんも何かを悔い改めて生まれ変わることは、
一度、死ななければなりませんから、かなり実現困難なおとぎ話となります。
ところが、森の再生と共に今までを改め、“生きなおす”ことは、いつでもできます。
土地本来の潜在自然植生種に基づき森を再生する、
Miyawaki Method(混植・密植方式)は、日本発の国技に匹敵する文化継承です。
私たちは、環境を変える力をもつ『森』を世界へ発信し、人々を誘う大きな役割を担っています。
日本人であることに人間であることに誇りをもって、
今日から、今から、
ご一緒に生きなおしましょう。
皆さんが望む、自然と共生する未来を引き寄せるために。。。
シルワ代表理事 川下

シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

After2022.5.28