森盛りダイアリー 2020年11月18日 水曜日





 

本日は東急建設株式会社 木造推進部の皆様が

湘南国際村めぐりの森にお越しくださりました。

 

お仕事で木を扱われるので、森のことについてもっと学ばれたい、

森づくりのお手伝いをされたいとのことで、

現場にてシルワの森づくりや環境問題についてのお話をさせていただいてから、

一緒に約100本の植樹を行いました。

 

その中で、 都会における花粉症の話もしました。

今悩まれる方も多い花粉症は、 戦争の燃料のためにはげ山になってしまったところを、

戦後、後世の為に効率のいい材になる様にと、

スギやヒノキが 単一的に植られたことに始まります。

 

山には木がたくさんあるのですが、

高度経済成長期から 安い外国材ばかりを使ってしまい、

スギやヒノキばかりの多くの山が、今荒れています。

 

花粉などの塵は本来、風や雨によって土の上に直接運ばれたり、

植物や木がキャッチして、雨で下に伝って

土壌の分解者が分解するものです。

 

都会の景観がコンクリートで塗り固められてしまった今では、

このようにして飛んでくる花粉が、

土壌の分解者に届く流れが遮られています。

 

そのため、花粉症は花粉は風で大気中を舞い続ける、

大気汚染であり現代病なのです。

森の恵みは数多くありますが、

花粉症の軽減もその一つです。

 

より多くの人の健康と命を守るために、

グリーンベルトや、土地本来の景観復元が広がることが大切です。

 

Silvaを応援くださるスポンサー企業様

公益社団法人国土緑化推進機構様(緑の募金を通じて)
三機工業株式会社
パタゴニア日本支社様(パタゴニア環境助成金を通じて)

 

混植・密植方式植樹推進グループを応援くださるスポンサー企業様


  タブノキ   

湘南国際村めぐりの森の主木となる高木

成木になると20~30m級の高さとなり、森の主役となる