森盛りダイアリー 2020年12月9日 水曜日




 

with 東急建設株式会社さん   in湘南国際村めぐりの森

 

本日は笹藪に手を入れながら、笹を加工して道具作りをしました。 

作業を始める前にシルワの「生態系機能回復式」という森林再生方法について、

めぐりの森を歩きながらお話させていただきました。

 

めぐりの森はバブルの頃開発計画が入り、

山の木々や土壌に大きなダメージを受けた土地ですが、

25年程自然に回復する中で先駆性のアカメガシワ、カラスザンショウや

ミズキなどが主に樹幹を占めて、下の方はつる性が茂って

やぶ化している所が多く見られます。

 

こうした景観は、雑木林やヤブと言われ忌み嫌われがちですが、

傷んだ場所をカットバンの様に手当てする為の自然界の応急処置です。

 

シルワでは、この様な箇所でも、既に生えている木や草本類と土壌を活かして、

その再生する力と協力しながら、極相林にすることをより早く促すことができます。

 

また、大型重機を使わないのでめぐりの森のような、

人が入れる場所ならば山地の奥まで緑化が可能です。

予算も低コストで、シルワの「生態系機能回復式」はあらゆる場面で実践が可能です。

※従前の混植・密植方式をリノベーションした方法となります。

 

本日も東急建設の皆さんにお手伝いいただき、

めぐりの森にある笹から水脈や土壌の手当に使う粗朶と、苗木の印となる棒をたくさん作りました。

皆さん有難うございました!

 

此れからも通年作業は続きますので、

皆さんも、機会がありましたらぜひご参加ください。

 

こちらより「Silvaボランティア隊」にご登録いただくと、

ボランティア参加登録・日程連絡ができます。

 

また、森林再生指導員認定制度、養成講座(学生無料)の受講者も募集中です。

詳しくはこちらでご覧ください。

 

~Silvaを応援くださるスポンサー企業様~

公益社団法人国土緑化推進機構(緑の募金を通じて)

三機工業株式会社

パタゴニア日本支社(パタゴニア環境助成金を通じて)


  タブノキ   

湘南国際村めぐりの森の主木となる高木

成木になると20~30m級の高さとなり、森の主役となる