武蔵野大学１年生による自然共生サイト認定地での植樹祭が実現！！

　自然共生サイト認定地である湘南国際村めぐりの森にて、武蔵野大学とシルワ連名主催の植樹祭が実現し、５月31日土曜日に実施され８７名の学生と３名の先生方がご来場され、シルワ含め総勢９７名となりました。

　本取組みは、１年生の『ウェルビーイング学部集中授業植樹体験』として、ウェルビーイング学部の先生がご尽力されカリキュラムへ組み込まれたもので、植樹の実体験のみならず座学による講座も含み、午前9：00～午後5：30の終日対応となる濃密なプログラムとなりました。

【主 催】

武蔵野大学ウェルビーイング学部 

非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

　私たちシルワは、代表理事による講座と森林再生指導員による現場準備に計１０名が二手に分かれ、早朝組みは、７：００より現場入りし、片付けなどの居残り組みは１８：３０までとなりました。一日中、春の嵐のような気まぐれな天候で豪雨～曇り～晴れ間～豪雨～曇りとコロコロ変わる天候に洗礼を受けながら、エネルギッシュな学生の皆さんとの貴重な時間と一緒に、深く記憶に残る日となりました。

■講座風景■

■植樹地準備■

　　午前中の講座では、３時間の枠を確保くださったため、気候変動対策・防災・生物多様性へどのように森の機能と役割が働きかけるのか、その価値と存在意義について実線例の紹介と共にスライド５００枚を使って解説させていただきました。遠距離から来場された学生の中には、前泊してまで参加くださった方もいらっしゃり、リーフレットや木札の配布など、運営面をサポートくださる２年生の皆さんもご来場されており、先生のご配慮に助けられました。

■植樹方法の説明■

　午後の植樹地は、Miyawaki Methodの国際シンポジウムのオプショナルツアーの植樹地の隣地となり、国際シンポジウムのミッションであった次世代育成の実践の場となる華々しい植樹祭となりました。湘南国際村めぐりの森は、自然共生サイト認定地として国連の３０by３０へ登録されておりますが、G20地球環境セクション主導の『Miyawaki Method』による森の再生地としても国際データベースへ登録予定の場であり、その由縁も学生の皆さまが真摯に受け止めてくださり、作業時も丁寧に３００本の潜在自然植生種を植樹くださいました。

■植樹風景■

　人類は、経済を旗振りに自然資本の搾取も正当化し、地球に干渉し過ぎたかもしれない。各分野の博士により、解析・予見される未来は、まるで地獄絵のような暗黒時代の予想であり、今試される人類の判断と分岐点も避けようがない事実です。

　それでも私たち人間は、自然界の一員であり、生態系の一部として、破壊された環境を回復させる叡智を併せ持っています。Miyawaki Methodによる土地本来の森の再生は、日本が世界に誇り発信する国技にも匹敵する、その最たるものです。

　警告される未来に備え、できることを行動で『足の言葉』で示して参りましょう。

　学生の皆さんの手で誕生した５０㎡の土地本来の森が悠久の時を超え９０００年続くフィールドとなりますように、、。そして、今日のことを学生の皆さんが日々の生活の中でも忘れずに、行動を起こしてくれますように切に願っております。

■終了後のシルワメンバーによる撤収作業■

【苗木ご協力】

進和学園いのちの森づくり友の会基金より、300本中236本の苗木ご寄贈

不足数64本は、シルワより寄贈

ご協力団体

社会福祉法人進和学園、株式会社研進、

横浜ゴム株式会社 茨城工場、ヨコハマモールド株式会社