
私たちが初めて出逢った時、
元々は、三浦半島の大事な水源林であった
バブル期の大規模開発の対象地となり、ゴルフ場や高級住宅街を目的に
木々が伐採され、
大地の土壌が身ぐるみ剥がされ、
谷戸は埋め立てられ、
目を覆いたくなる程に痛めつけられた場所でした。
人間以外の沢山の命と
人間以外の沢山の棲み家を奪った後、放置され荒廃地化していました。


バブル崩壊後、大きな爪痕を残したまま泡と消えた開発計画と共に神奈川県へ無償返還された112㏊の土地の一部に県は、土地本来の森を再生することを採択しました。
そうして、2009年から現在まで75,382本の木を植え、2㏊を緑化してきました。
けれどもこのプロジェクトは、県からの予算が1円も付かない『協働参加型』推進だったため、植樹事業を担う私たちは、資金の調達に毎年、奔走することになります。
そうした中、シルワが法人として再生した2017年より、定期的なご寄付を開始くださった企業様がいらっしゃいます。それが三機工業株式会社様です。有り難いことに今年も植樹事業費へ100万円のご寄付を7月1日付で決定くださいました。

同社は、「SANKI YOUエコ貢献ポイント」制度を通じて、森を再生する仕組みを確立され、現場当事者へのご寄付を実現くださっております。※詳細は、本ページ末尾へ記載。
また、ご寄付のみならず、社内向け講演会を実施され、土地本来の森の機能や役割、三機工業株式会社様が寄付を継続される理由や価値観なども社員へ意識共有され、植樹祭にも毎年、社員の皆さまと植樹ボランティア体験を実施くださっています。
シルワの木(気)になるポーズをご協力いただき講演会後、記念撮影

私たちは、同社のご厚意にお応えするため、頂いたご寄付を1円までレシート領収書ベースでご報告し、森の再生現場を特定し、使途先と使途目的をクリアにすることで同社の御信頼を損なわない努力をし、同時に現場作業を積み重ねることをお約束させていただきます。


そうして、護られた現場、湘南国際村めぐりの森で
8月12日から13日まで、夏らしさを楽しむ!連日の知る和塾。森の再生作業を実施しました。
秋の植樹祭の準備や大地再生・粗朶づくり・風の草刈り・環境整備などなど、やることはてんこ盛りです。

暑さを受け入れ、潔く汗をかくと不思議と清涼感が生まれ、病みつきになるのが”夏”の醍醐味。
ダイエットは、勿論のこと、心も身体も不要なものをデトックスして、血を綺麗に好転するリジェネレーションが我が身で実感できます。

そうして、スポンサー企業様や森林再生指導員等、沢山の方々の思いやりにより、痛めつけられた荒廃地めぐりの森は、本来の姿を取り戻しつつあり、
『私たち人間は、病んだ大地も森も元に戻すことができる』ことを身を以て体感し、個々の存在意義を嚙みしめ、蘇る水源林と共に関係者までもが心を救われるのです。
<湘南国際村めぐりの森のSilvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様>
Silvaは、湘南国際村めぐりの森の植樹事業を担う混植・密植方式植樹推進グループのグループ長です。
また、植樹事業をコンサルティングし、主催する連名主催者です。そんなSilvaを応援くださるスポンサー企業様をご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり200円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)
公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金事業&SDGs使途先限定助成
令和3年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和3年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和3年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)
私たちが支援するグループは、問題の根本的な原因を見極め、働きかけ、そして長期的な視点で問題解決のアプローチを行なっているグループです。真の問題解決は力強い草の根活動を通じてのみ実現しうると信じており、私たちの助成金は市民のサポートによる強い基盤を創りだしているグループにフォーカスしています。(同社HP掲載より抜粋)

シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

After2022.5.28