春の森林再生指導員研修レポート!湘南国際村めぐりの森.Silva森盛りダイアリー 2023年3月21日日曜日

 

森づくりのノウハウを実修100%で継承する森林再生指導員認定制度

森の現場で実際に体験しながらスキルを身に付けていただく贅沢な研修です。

 

目的は、地域のリーダー育成と次世代育成。

そのため、学生は、受講料無料の優遇制度を設けています。

現在、約50名が卒業。

 

春の受講生7名の研修風景をレポートします。

 

 

 

 

 今回のメニューは、風の草刈り ・粗朶づくり・浸透マスづくり

 

 先ずは、どんな風にどの木に風の草刈りをしてあげる必要があるか、研修生自身のセンスを磨いていただきます。

 

 風の草刈りでは、ヤブ化した中で息詰まる環境に新鮮な空気を届けると共に、無意識下の獣道を整え、土壌の回復を促します。

 

 次は、風の草刈りでカットした枝を使い、粗朶(そだ)づくり。

 

粗朶は、土着民族である日本人が古来より活用してきた自然環境を整えるアイテムです。

 

 昨今は、製材された板が主に用いられますが、木の束で作った粗朶の絶妙な隙間が土壌生物たちの生息を護り、土中の生物多様性をボトムアップする秘密兵器です。

 

 一つ一つ手作りとなる贅沢な作品は、世界に一つだけの優しさの花(木)束です。

 

 

 ラストは、縦の浸透マスづくり。

文字通り、雨水の浸透を促すための仕掛けです。

 

 

 土壌が詰まっていて、団粒構造が健全でない場合に浸透マスづくりを行います。既に柔らかい土壌や地滑りの可能性がある場所では、事故を誘発するため、対象エリアの全体像を把握した上で実施する必要があります。

 

 

 自然界は、嘘偽りなく、こうした私たちの働きかけに応えてくれます。

研修生には、現在の植生が緩やかに変化する様子も観察するようにお願いしています。

 


 

昼食時は、別働隊のSilvaボランティア隊の方々とも合流し、ワイガヤ交流会に♥

自然界を慈しみ、実際にアクションを起こそうとする同士たちとのコミュニケーションは、

心もお腹いっぱいにしてくれるのです。

 


 

代表理事 川下の熱いメッセージが詰まったポッドキャストを環境活動家の

小野りりあん様が「Emerald Practices–エメラルド プラクティシズ」にて、プロデュースくださっております。

 

©HAL KUZUYA

湘南国際村めぐりの森Silvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様

 

三機工業株式会社様 

「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり100円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)

 

公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金より 次世代育成事業と災害に強いめぐりの森づくりへ助成決定!

 令和4年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和4年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和4年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)

 


シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。

シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。



シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

 After2022.5.28