落葉樹の強さは、冬も落葉により、身体をスリムに保つことで、積雪と乾燥から身を守る寒さへの耐性があります。
ところが、落葉樹には、大きな欠点があるのです。それが、日陰では、生長率が著しく低下することです。
つまり、太陽の日照が充分に当たる環境下でなければ、最終的には、立ち枯れすることになります。
そこで登場するのが常緑樹です。冬も緑の葉を落とさない常緑広葉樹は、暖温帯の日本の中でも標高が低い場所や東北でも比較的暖かい海岸線などを中心に広域に分布しています。
この常緑広葉樹の強さは、日陰でも光合成ができることにあります。落葉樹が占有して、枝葉を広げる足もとでも虎視眈々と天辺の日照獲得を目指して、日陰の中で生長していきます。そして、樹高20~30m級の高木や15~20m級の亜高木層は、大きくなると落葉樹を飲み込んで、日照を占有します。
その時の環境条件にもよりますが、落葉樹の大部分は、常緑広葉樹の森の肥やしとして、あるものは倒木し、あるものは立ち枯れし、菌類に分解されながら、土に還っていきます。強いものだけが生き残る自然界の掟は、情け容赦がありません。
けれども、生態系が行うエネルギーと物質循環の営みを考えれば、土に還った落葉樹もカタチを変えて、そのエネルギーが循環し、土に還ることで、巡り巡って常緑樹の身体の一部になるとも解釈できます。ただ可哀想!では終わらない自然界の壮大な営み。緻密に練られた戦略。凄いスケールですね。
その常緑樹も万能ではなく、冬の積雪には、非常に弱く、常の葉を茂らせ雪が降った際の積雪の面積が大きいことから、雪の重さに耐えきれず、枝や幹が折れることも多いのです。
地球環境に適応しながら、進化した植物の歴史の中で樹種毎の生き残りをかけた沢山の工夫は、奥深いのです。
今回は、春の植樹地の土壌を森林土壌へ誘導するため、風の草刈りや粗朶づくりを実施
冬は、空気が澄んで富士山が綺麗に展望できます。
しかも森づくりで動くと適度に体温が上がり、けれども汗はかかず、実は寒くし快適です♪
<湘南国際村めぐりの森のSilvaの森林再生事業を支援下さるスポンサー企業様>
Silvaは、湘南国際村めぐりの森の植樹事業を担う混植・密植方式植樹推進グループのグループ長です。
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