2月の作業は、15年かけて森の再生を手掛けたエリアがドッグランを運営されているワンダーランドのスタッフの方の手によって、強剪定された作業道周辺の大地再生作業を優先的に進めています。
この日は、parkERs森レンジャーの皆さんが来場くださいました。
元々、この作業道は、土壌が硬化したことで植樹した苗木たちが根詰まりを起こし、2015年よりシルワが大地再生の作業を繰り返してきた場所でした。
2015.12撮影
2018.8撮影
2022.8撮影
上記、経年変化写真の通り、2015年の手当前は、苗木の生長率※が60~70%と低く、植樹後5年が経過しても毎年の生長が20cm程度だったため、2m程度の樹高しかないものが多く、問題を抱えていたエリアです。
そこで、根詰まりを解消し、土壌の団粒構造を健全化するために大地再生の手当を開始。2年後には、生長率※が100~140%に回復し、一部は30cm樹高が3mまで生長した記録もありました。
2022年秋には、『今後は、見守るだけで回復が見込まれる』と判断した矢先の強剪定でした。青天の霹靂とは、正にこの様なことを指すのでしょう。
植物は、広義で知られた機能として、代表的には光合成があり、太陽エネルギーと二酸化炭素を吸収し、私たちが生きるために必要な酸素を供給してくれます。これだけでも人間を含めた生物共同体の存続のために、必要不可欠な存在であることが判りますが、その植物の集合体の中でも森は、持続可能性が高く、生物多様性も保し、大気・水・土壌を安定的に浄化する機能も備え、しかも防災林・涵養林として災害時や豪雨や台風時には、遮断効果の高い生きた砦となります。
陸でも海でも、植物たちは、地球環境を穏やかに豊かにしてくれています。その存在意義や価値を多くの方に知っていただきたいと願います。
※生長率は、対象地に於けるシルワの毎木調査の解析結果より演算しております。
強剪定された作業道の大地再生の手当前Before↑と
手当後のAfter→
<湘南国際村めぐりの森のSilvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様>
Silvaは、湘南国際村めぐりの森の植樹事業を担う混植・密植方式植樹推進グループのグループ長です。
また、植樹事業をコンサルティングし、主催する連名主催者です。そんなSilvaを応援くださるスポンサー企業様をご紹介します。
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「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり100円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)
公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金事業&SDGs使途先限定助成
令和3年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和3年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和3年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)
代表理事 川下の熱いメッセージが詰まったポッドキャストを環境活動家の
小野りりあん様が「Emerald Practices–エメラルド プラクティシズ」にて、プロデュースくださっております。
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シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。
シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。
シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。
在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12
After2022.5.28