リーダー育成!森林再生指導員研修の様子をフォーカス!

本認定制度は、(公社)国土緑化推進機構様より、

SDGs目標の達成に貢献する活動であると認められ、「SDGs貢献使途限定募金」の優先寄付先として、助成認定いただいております。

 



  with 森林再生指導員 in 湘南国際村めぐりの森

 

地域のリーダーを育成し、次世代へ森づくりノウハウを継承することを目的とした、

森林再生指導員認定制度による実修が2月23日(祝.水)も開催されました。

 

この日も五期生13名の学生~社会人が湘南国際村めぐりの森に遅刻や1人の欠席もなく集合しました。 

13名の五期生の本気の受講姿勢には、毎回、講師の此方側も嬉しい悲鳴で驚かされます。

 

このコロナ禍のご時世、誰も欠けずに会えることは、当たり前とは、云えないからです。

その上、研修まで、身を守り・時間を守り・忘れ物もなく、13名の大所帯で全員が乱れない姿勢を示す。

その気概にシルワも全力で応えたいと張り切ります。

 


 

本研修は、情報を共有するのみの知識ではなく、

受講生へ身体を動かすことで身に付け、血肉とする実体験を何より重視しています。

 

この日の午前中は、植樹祭の折に土地本来の苗木を植えた後、必要になるわら縄づくり

土壌の改善に土壌生物の多様性を増すアイテムとなる粗朶づくりを体験いただきました。

 

講師の代表理事の川下が午前中では消化仕切れない程の実修を用意していた為、

お昼休みまで、森づくりに関わる作業が食い込みましたが、

受講生13名は、「昼休みの時間、削ってもらっていいです!」と口々に賛同くださり、

結局、昼休が30分と半分になってもスパルタ研修が強行され、

出来上がった作品に各班、大満足していました。

 



 

現代は、とかく目をiPhone等の2Dに奪われがちです。

『目』が囚われる為にその他の五感が凍結し、人間としての機能が退化する危険があります。

 

 実際に現場に来て、目で見て、触って匂いを嗅いで、味わって、それを仲間と共有して、

人間が持つ本能的な危機感と共に五感を研ぎ澄まし、生態系の一員である感覚を呼び覚ます必要があります。

 

元々、生態系からの恵みは、機能系であるが為にその溢れる慈愛が目に見えません。

例えば、浄化される水や大気、美味しい酸素、程よい湿度、

太陽エネルギーを変換し、バトンリレーされる栄養。

どれも命を繋ぐのに必要不可欠ですが、日常の生活の中では目に見えず、計測も困難です。

 

見えないものを観る力を養い、

今一度、誰が自分たちの命を生かしてくれているのか、生態系の基礎知識に回帰しなければなりません。

 

しかも、 国連が掲げるSDGs目標の達成には、2030年までとタイムリミットが定められ、

人類存続の為の社会システムのシフトが必要とされています。

 

その為、タダでいつでも使える『言葉』ではなく、

行動の伴い実践を積み重ねる『足の言葉』が何よりも重要です。

限られた時間の中で、言葉だけで終わらせない実働を伴う本気の研修が森林再生指導員研修なのです。

 


 

午後からは、植樹祭の折に樹種構成や配分を紐解く植生調査研修を実施。

講師は、30年以上の森林再生の経験をもつ村上常務理事(学術博士)が担当しました。

 

その土地本来の潜在自然植生種による自然界が目指すクライマックスは、何なのか、

それを探るには、植生調査が要となります。

 

この調査が土台となり、土壌動物調査や毎木調査を重ねることで、

50年後100年後の植物の変遷を予測し、森へ誘うシルワの虎の巻『植生シナリオ』が完成します。

植樹祭の開催までに如何にプロセスが必要であるか、知っていただきます。

 


  

 学生は、受講料を無料!

バブル期に開発された荒廃地、神奈川県有地湘南国際村めぐりの森の様な傷付いた森の中でも

植物たちが発信するシグナルを受け取り、

 

自然界の一員である人間が智恵を活かせば、陸上の世界一の生産者と云われる

森を再生出来ることを身をもって実感いただきます。

 



湘南国際村めぐりの森Silvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様

 

三機工業株式会社様 

「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり100円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)

 

公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金事業&SDGs使途先限定助成

 令和3年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和3年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和3年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)

 


シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。

シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。



シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。