4月11日開催 チャリティ野外講座のご報告!

 

~気候変動について考える~ 地球と未来を救う太古の森の復元をタイトルに 

4月11日(日)に湘南国際村めぐりの森で4人の専門家が

自然をご案内する贅沢なチャリティ野外講座を開催致しました。

 

 


 

当日は、雲一つ無い晴天!、初夏の陽気でした。

予約された13名の方が全員欠けることなく集合され、

ゲストや講師を加え、総勢21名で時間の許す限り、三浦半島の中心に位置する水源林「湘南国際村めぐりの森」

動植物を博士達と一緒に観察して頂きながら、わいわいガヤガヤと散策しました♪

 

 


 

トップバッター中村 幸人 博士(理学/東京農業大学名誉教授/Silva理事)からは、

路傍の草木を観察しながら、森への変遷を学び、安土桃山時代から生きる400年の樹齢のタブノキや

里山の植生景観をお話いただきました。

 


 

二番目は、ゲスト参加の天白 牧夫 博士(生物資源科学/NPO法人三浦半島生物多様性保全協会 理事長)が講義。

当法人が所属する混植・密植方式植樹推進グループと並んで、

湘南国際村めぐりの森でコア事業に従事する自然ふれあい楽校のグループ長です。

 

 


 

当日は「タヌキ」や「アライグマ」等、現地に生息する動物を撮影した定点カメラの動画や

耳を澄ませて聞こえてくる鳥たちのさえずりの聞き分けを教えていただき、

小川のオタマジャクシや蝶々、草木を用いた楽しみ方など、幅広くお話いただきました。

 


 

三番目の村上 雄秀 博士(学術/NPO神奈川県自然保護協会理事/Silva理事)からは、 

同時に異常気象が慣例化する地球の気候変動への直接的な緩和策となる「太古の森」の復元、

その再生方法となる混植・密植方式について、解説いただきました。

 

 


 

ラストは、川下 都志子植生管理士(環境省・農林水産省登録/Silva代表理事)より、

約50年実践されてきた従前の混植・密植方式を後継し発展させ、

第3回環境カウンセラー環境保全活動表彰の【低炭素社会貢献賞】を受賞した、

Silvaの生態系機能回復式の植樹方法についてお話いただきました。

 

 

 

解散時には、天白博士が作って下さった、

竹笛をみんなで吹きながら歩く、

プチ演奏会♪

 

皆さん、口々に「こんなに奥深いと知らなかった!」、「植樹祭必ず参加します。」、

「感激した♥」と好評いただき、

濃厚で充実した時間に笑顔が溢れていました。

 

ご参加下さった皆さん、

スポンサーの三機工業(株)様、

 

運営を協力下さったシテコベ横須賀市 市議会議員 嘉山様

理事やスタッフの皆さん、ご助力に御礼申し上げます。

有難う御座いました♥

 


私たち、シルワは植生復元を通じて、11の目標と個々のターゲットを掲げ、国連が定めたSDGs(Sustainable Development Goals,持続可能な開発目標)へ内閣府が掲げる「地方創生プラットフォーム」と神奈川県が掲げる「かながわSDGsパートナー」へ連動し目標達成に貢献して参ります。

 ウラシマソウ

サトイモ科テンナンショウ属

宿根性の多年草

釣り糸を垂らす姿からその名が付いた