パタゴニア有志一同ご来場!森盛りダイアリー 9月6日火曜日


 

 

パタゴニア有志一同 in 湘南国際村めぐりの森

 

 『林』と『森』の違いは、持続可能性の高低差に決定的な違いがあります。

 

 それでは、『林』の特徴は何なのか?

それは、一定の場を占有する木本類の種類の少なさにあります。

 

 例えば、竹林は、竹のみ、里山林は、クヌギやコナラなどの人為的に植樹された1~2種類のみ、経済林も人によってスギやヒノキなどの特定された1~2種類の針葉樹のみが一定の場を占有しています。見た目も、奥まで見通しができ、同じ木本類が重なるため、どの方向から観ても景観は似かよります。

 

 そうした『林』は、総じて寿命が短く、竹林などもひと株で繋がった地下茎が60~70年くらいで一斉に枯れます。

里山林も経済林も本来、自然界に存在しない人工的なステージのため、下草刈りや間伐などのメンテナンスを継続しなければ、暖温帯で土質も雨量も恵まれた日本では、自然界の干渉を請け、森へ誘導されていきます。

 

 反面、『森』は、多種多様な植物が混在することで多様性を保ち、害虫などの外敵や災害などの環境ストレスに耐える強さをもちます。本来の存在自体が野生で自立しており、メンテナンスを必要とせず、人間が管理ぜすとも半永久的な持続可能性を保有します。

 

  残念なことに数を増やし分布域を広げた鹿が定期的に経済林の下草を食むため、日本の経済林は、放置しても獣たちの棲み家となる森へ再生できない図式が出来上がってしまっていますが・・・。

 

 私たち日本人は、神話の時代から森を崇め、木々を護り、照葉樹林文化を開花させてきました。かつて、森の民、水の国と讃えられた土着民族である日本人が『森』と『林』の違いが見分けられない程に関心が自然から離れているのは、悲しいことです。森が滅びる時、文明も滅びる・・・過去の負の歴史を繰り返さないように、心と共に日本本来の森を復活させましょう。

 

 この日は、パタゴニア有志一同の皆さまが社内制度『アクティビズムアワー』を活用し、4回目のご来場をいただき、秋の植樹祭準備にイベント会場の草刈りと植樹地の風の草刈りを実施しました。ありがとうございました。

 

<過去の履歴はコチラ↓>

6月14日火曜日 パタゴニア有志一同『アクティビズムアワー』第1回

7月12日火曜日 パタゴニア有志一同『アクティビズムアワー』第2回

8月9日火曜日 パタゴニア有志一同『アクティビズムアワー』第3回

 

※パタゴニア有志の皆さまには、『アクティビズムアワー』制度ができる前、2015年より人働御支援を月に1回いただいております。

 


湘南国際村めぐりの森Silvaの森林再生事業を2017年秋から継続支援下さるスポンサー企業様

 

三機工業株式会社様 

「SANKI YOUエコ貢献ポイント」は、お客様とともに地球温暖化防止·持続可能な社会の実現に貢献する制度です。お客さまにCO2削減につながる設備の省エネ提案を行い、ご採用いただいた場合、その削減量をエコ貢献ポイント(1トンあたり100円)に換算し、環境保全活動につなげています。(同社HP掲載より抜粋)

 

公益社団法人 国土緑化推進機構 緑の募金より 次世代育成事業と災害に強いめぐりの森づくりへ助成決定!

 令和4年度の緑の募金中央事業(公募事業)については、下記の内容で、全国の森林ボランティア団体が行う国内外での森林づくり事業を支援していきます。令和4年度の実施事業については、「これまでの緑の募金事業実施状況」の令和4年をご覧ください。(同社HP掲載より抜粋)

 


シルワは、国連が掲げる持続可能な開発目標SDGsの11ターゲットへ貢献します。

シルワは、環境省が推進する本プロジェクトに賛同します。



シルワは、内閣府が推進する「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」へ参画、神奈川県が推進する「かながわSDGsパートナー」登録しています。

在るものを活かす、シルワの最初の森づくり実験地 Before2016.12

 After2022.5.28